施工日記

東広島市黒瀬O様邸(外壁塗装・上下色分け)

2024年09月28日

こちらの建物は、昔、付き合いのある大工さんの仕事で、新築時の塗装は当店が施工しており、この度は塗り替えでご依頼頂く事になりました。新築時は、モルタル面である上側半分だけの塗装でしたが、この度は外壁全面の塗り替えを行いました。

  • 足場仮設時
    足場を組み立て、さあ工事という所で、台風が来るというのもあり、洗浄してすぐ台風対策に入りました。

  • 台風対策
    こんな感じです。上側を外しておけば、問題無いです。毎年何回か台風が直撃する時は必ずありますので、台風対策は珍しい事ではないです。

  • 塗り替え前
    新築時から20年以上経過しており、新築時の時は当店はモルタル外壁部分だけ、単層弾性塗材でタイル吹き仕上げを行ったんだと思います。呉だけかどうか?は知りませんが、昔の大工さんは、単層弾性塗材での塗り替えを好む方が多かったです。

  • 塗り替え後
    外壁はペンキが乗り易い下地でしたので、3回塗り仕上げを行いました。
    3回とか4回とか5回とか、塗り回数は下地にもよりますし、求める内容によっても変わってきます。材料によっては、2回の塗装仕上げ材もあります。
    だけど、ただ色を塗り替える場合の施工で、下塗り無しでトップコート2回で済むという材料はダメです。

  • 別角度 塗り替え前

  • 別角度 塗り替え後
    プラスチックフードや配管の金具が朽ちていたので、全て取り替えました。

  • 旧塗膜:タイル(玉)吹き仕上げ面のアップ
    単層弾性塗材はアクリル塗料でもチョーキングは非常に起こりにくい材料です。でも、色褪せは起こるし、また変に柔らかさがずっと残るので、厄介な材料です。チョーキングが起きにくい事を、良いと思ってる人はいるけど、それ以外の点でお勧めはできない材料です。また、吹付による玉吹き仕上げを行ったら、30年くらい経っていても、チョーキングがほぼ無い事もあり、ただ弾力がずっと残るので、これが非常に厄介です。この材料で、玉吹きではなく、マスチックローラー仕上げという手塗り仕上げを行った場合は、そこまで弾力は残らないので、要はそれだけ、手塗りだと厚みが付かない事を意味します。

  • ベランダ保護塗装塗り
    ベランダ床面はウレタン防水でしたので、プルーフロンGRトップ(日本特殊塗料)という保護塗料を塗りました。写真のように室外機が防水層にある場合は、非常に困難なので、何とか足場を細工して、吊り上げて施工。こういうのが単管棚板足場の自由度の高い良い点です。

  • 屋根の漆喰補修
    この度の屋根は塗装するタイプではありませんが、せっかく足場を架けたのですから、当店では何も言われなくても、チェックしています。漆喰が一か所崩れていたので、補修しました。

  • 屋根の漆喰補修後
    基本的に、どの現場でも塗装以外でも気づいた事があれば、黙って補修しておくのは当店では常識ですし、それをイチイチ言う事もほぼ無いのですが、今の時代、取るに足らないような事でもアピールする世の中ですので、当店も真似してアピールしてみました 笑

  • 外壁面のアップ 塗り替え前
    塗り替え前のサイディング外壁面です。余談ですが、サイディングとサイディングの張り合わせの隙間は、当店では不細工なので潰します。張り合わせが通気をしているとか言ってるyoutubeを見たことあるけど、そこを放置すると、塗膜の巣穴ができて、美観的にありえないです。なので、以前サイディング外壁製造メーカーに問い合わせしたこともあるけど、潰しても何も影響は無いとも言われました。

  • 外壁面のアップ 塗り替え後
    近年は濃い色を望まれる方も多いのですが、温暖化が非常に激しくもあるので、こういう色は、淡彩色より熱を吸収し易く、弾力のあるシーリング部分に熱膨れが起こらないか?という心配は残りはしますので、そういう注意点は最近お話するようにしています。

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