施工日記

呉市広S様邸(外壁塗装・屋根塗装・シーリング打ち替え)

2025年01月12日

きっかけはチラシからでした。もう一社、飛び込みの光触媒?的な塗料を売り込む訪問販売と相見積になりましたが、最後は地元である事が安心材料となり、当店にご依頼頂きました。

光触媒塗料は、昔TOTOが出した事で一時有名になり、色んな理由があり2017年に撤退しております。それ以外の無名メーカーで、光触媒というワードを使った塗料は探せばいくらでも出てきますが、正直よく分かりません。何も知らないお客様が営業マンに塗料攻めされた時に覚えておくと良い事は、塗料は日本塗料工業会に所属している塗料メーカーの材料を使用する方が、とりあえず安全牌という事です。もちろん、この中でも微妙な材料ばかりのメーカーもあります。

インターネット社会なので、都合の良い事ばかり書いている材料は、山のように出てきますので、それらを全て把握するのは不可です。
もう一つ言えるのは、TOTOは誰もが知る有名な企業ですが、塗料の専門メーカーではありません。塗料業界の超大手の日本ペイントや、関西ペイントでも出していない、特別な技術の塗料を、塗料メーカーかどうか?または塗料メーカーですらない無名な会社が出している物があったとして、それをまともな塗装店が躊躇なく扱うはずがありません。

  • (足場仮設時)
    アクリル板部分は劣化しているけど、張り替えられないので、壊さないように組んで欲しいと相談され、そこがまず難点でした(笑)

  • (塗り替え前)
    サイディングだけど、一部リシン吹きしていたり、軒天はモルタルであったりという建物でした。

  • (塗り替え後)
    艶はテカテカしていない方が良いとの事で、艶消し無機塗料(スーパーセランG4)を使用しました。

  • (屋根塗り替え前)
    カラーベストは非常に汚れが目立つ状態で、施主様も外壁よりも屋根が気になるとおっしゃられていました。

  • (屋根塗り替え後)
    屋根が急勾配でしたので、塗るのは普通の勾配よりも苦労します。

  • (シーリング打ち替え時)
    ノンブリードタイプの溶剤変性シリコンシーリング、低モジュラスで打ち替え。

  • (外壁仕上がり後)
    艶消しの仕上がりは、艶有とはまた違い、いい感じです。

  • (外壁仕上がり後 別角度)
    雨樋などの付帯部位は艶有になりますが、違和感は無いです。
    付帯部は溶剤塗料を塗るのですが、弱溶剤2液の塗料で艶消しという商品はなく、艶消しにするなら、艶有の弱溶剤2液から艶を落とさない限り物が無く、その場合性能が下がります。なので艶有で普通に塗っています。弱溶剤1液艶消しの商品ならあるけど、当店では色んな理由があり却下です。

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