塗装の目的・時期
職人募集
塗装の目的・時期
基本的な建物の部位の呼び方についてご説明致します。
軒天、軒裏
庇
破風
鼻隠し
胴差し(幕板)
雨樋
基礎
妻換気ガラリ
目地
基本的な作業名称 | 説明 |
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足場 | 塗装工事では基本的に、建物まわりに足場を組んでから作業を行います。 足場は、作業性や安全性、近隣への配慮の為に必要です。 |
飛散防止シート | 足場を組み立てた後、足場に覆うシートの事を指します。 飛散防止シートは、場合により2重に被せる事もあります。 洗浄を行う際の飛散を抑えるだけでなく、手塗りでも飛散するので、それを抑える為に必要となります。 |
高圧水洗浄 | 塗り替えの際は、既存の汚れや脆弱な塗膜を除去する為に、高圧水洗浄を行います。 密着性を向上させる為に必要な作業でもありますが、洗浄で脆弱な面が明らかになる事もあります。 塗装屋の使用する高圧洗浄機は150気圧は出せる物を使用するのが、基本だと思います。 |
下地処理 | 建物を塗装する前に、劣化部位の修繕を行う作業。 シーリング材で目地を埋める作業、モルタル材で欠損を補修、亀裂処理、模様合わせ、剥離処理など、建物によって作業内容は大きく違ってきます。 |
シーリング打ち替え | 既存のシーリング材を剥がして、新たなシーリングを打ち込む作業。 |
シーリング増し打ち | 既存のシーリング部位を剥がさず、その上からシーリングを打ち込む作業。 打ち増しは、シーリングの厚みを付けれる打ち代がある事が前提の作業になります。 |
付帯部位 | 外壁や屋根以外に付属する部位です。 主に、雨樋・鉄部(庇・水切等)・木部・雨戸・胴差・破風(鼻隠し)など |
養生 | 建物のあらゆる非塗装面をビニール等で保護する作業になります。 養生は塗装しない部位を覆うだけではなく、塗装したての壁が、万が一でも雨が降ってきて、流れたりするのを防ぐ為に、雨養生といって、建物から足場まではね出すようにビニールの傘を作る事もあるので、あらゆるシーンで行う作業です。 |
基本的な使用材料 | 説明 |
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シーラー (プライマー) |
外壁や屋根に、一番最初に塗布する基本的な下塗り材です。 密着性を向上させる為の下塗り材の事で、塗布する事で素材の吸込みを抑える効果があります。 基本的には、透明な液体状の材料ですが、色んな種類のシーラーがあります。 |
フィラー 又は サーフ (サーフェーサー) |
フィラーとは、シーラーよりも肉持ち(目止め効果)のある、膜として残る下塗り材です。シーラーレス機能を持ったフィラーもある為、シーラー無しでフィラーから塗れる場合もあります。 よく使用するフィラーは、微弾性フィラーになりますが、他にも硬質系フィラー、弾性フィラー、セメントフィラーなど、様々であります。 |
シーリング材 (コーキング) |
近代住宅には欠かせないのが、シーリング材です。 シーリングとは、カートリッジなどに入っている粘性のある材料で、時間が経過するとゴムのようになる材料です。 シリコンシーリングは、その上に塗料が乗らないので、塗装面に使用するには基本的にNGなシーリングになります。 シーリングにも水性タイプ・溶剤タイプがあります。 |
パテ処理 | 軒裏とか部屋内など、素材の釘痕や凹みに詰める材料をパテと呼びます。パテにも様々な種類があります。 |
タイルベース | タイルベースも、フィラーのように白い材料ですが、主に吹付時に模様付け(厚付け)する時に使用する下地調整材をタイルベースと呼びます。硬質タイプと弾性タイプがあります。 |
トップコート (仕上げ材) |
最終的に仕上がりとなる塗料を言います。 塗料の耐久性を左右するアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機といった幅広い樹脂の中から選択する事になります。 |
塗装でよく使用する用語 | 説明 |
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ブリードについて |
シーリング材には、ブリードという汚れを抑制するために、塗装屋はノンブリードタイプのシーリング材を使用するのが基本です。それでも、ブリードは防げるとは言い切れません。 ブリードとは、シーリング材に含まれる可塑剤が後に浮き出てきて、そこに粘性が増し、そこに汚れが付いて汚染され、シーリング部位が黒ずんでくる現象を言います。 |
2面接着 |
サイディングの壁目地(凹部)にはシーリングが充填されていますが、その凹部にシーリングを充填する時に、シーリング材を密着させる面は、凹の両サイドの2面のみに密着させる事を、2面接着と呼びます。 2面接着の仕組みは、凹の奥面に、シーリングがくっつかないよう、ボンドブレーカーというテープを貼る場合と、バックアップ材と言う発泡スチロール状の素材を入れる場合の2パターンがあり、それにより2面接着が成り立ちます。 密着面が2方向であれば、シーリング材が受ける力は左右のみとなるので、シーリングが剝がれにくくなります。逆に、3面で密着させると、力が3方向に引っ張られるので、2面よりも剥がれ易くなります。 モルタルやコンクリートの目地に打つ場合に、2面接着は不可ですし、そんな事は必要ありませんが、サイディングや、ALCでは2面接着が基本となります。 |
単層弾性塗材 |
一時期爆発的に人気だった材料で、今でもアクリル系・シリコン系の単層弾性塗材が残っていますが、色々と問題を引き起こし易い要因を作るので、これを塗られていたりする現場は、用心が必要です。 言ってしまえば、塗料メーカーの負の遺産的な材料。 下地調整材としての機能とトップコートの機能を併せ持った一石二鳥の安価な弾性塗料ですが、塗り替え時にそれが要因となり、膨れの原因を招く恐れがあるので、現在塗装屋が積極的に使用する事はほぼ無いと言えます。 |
縁切り |
屋根を塗ると、重なり目の隙間が埋まる事があり、そこを切って開く事を縁切りと呼びます。 それをするのが困難なので、最近ではタスペーサーという、プラスチック素材の道具を指すのが主流になってきています。 |
希釈 |
塗料は基本的に希釈して使用する材料です。 |
1液型塗料 |
塗料を開封し、希釈すれば使用できる塗料。 |
2液型塗料 |
塗料を開封し、硬化剤を入れて希釈すれば使用できる塗料。 水性塗料に2液型塗料は少ないが、弱溶剤塗料の場合は、基本的に2液型塗料の方が性能が高い物が多い。また、エポキシ錆止め塗料でも、2液型塗料の方が錆止め効果は高いが、1液型エポキシ錆止めよりも塗りにくい物が多いので、美観的な事を言えば、1液型の方が綺麗に仕上がる事がある。 |
チリ |
隅などの塗装のラインの通りの事でして、そういった通りが悪いと、「チリが悪い」という風に塗装屋は言います。そこにもう一手間入れてるかどうかの差が表れます。 |
エポキシとは |
非常に付着力の高い樹脂で、紫外線には弱いと言われている。 |
防水工事 |
建物の屋上や、ベランダの床面に防水工事を行う場合は、FRP防水、ウレタン防水、シート防水、塩ビシート防水の4つが基本となります。
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モルタル・コンクリート
窯業系・アルミ系・石材調系・セラミック系
ALC(軽量気泡コンクリート)
ペンキは何にでも密着する万能な物ではありません。建築塗装で、一般的に塗装しない部位のご説明を致します。
銅板 | まず塗装屋は銅板は基本的に塗装致しません。 銅板は本来、老朽化が遅い部位で、塗装は不要と言われてきましたが、最近は酸性雨の影響により、汚く見えてきて、塗装したいという方がいらっしゃいます。 ですが、銅板には確実に付着するプライマーとか、下塗り材はありません。 どうしても塗りたいという方には、エポキシという付着力の高い錆び止めを塗って、塗装するというパターンしかないのですが、確実に密着している保証はできないので、まず塗装しないに限ります。 |
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ステンレス | ステンレスも銅板同様に基本は塗装不可な素材です。 下塗り材によっては、付着するという物もございますが、それでも密着に関しては疑問があるので、塗装は避けた方が良いです。 |
アルミ | アルミもステンレスと同様に、基本的に塗装が密着しない部位です。 ただ、エポキシ錆び止めなどの付着力の高い下塗り材を使用して、一部分的な塗装は当店でも経験ありますが、まず避けた方が良い部位です。 たまに、アルミサッシの枠は塗装しないの?と言われる方がいますが、アルミサッシの枠を塗装する塗装屋はいません。 そういう事を言われるお客様は、大抵アルミ錆を気にされて、そう言われる方が多く、アルミ錆を目立たせなくするような薬品系の材料はございますが、完全にそれを目立たせなくできる確証はありません。 |
シリコンシーリング | 部位というわけではないのですが、シリコンシーリング(コーキング)の上には、直接塗料は付着しません。 シリコンシーリングの上に付着するというプライマーもありはしますが、それでもシリコンシーリングの上への密着というのは、難があり、非常に厄介な素材です。 例えば、シリコン塗料が汚れが付着しにくいというのも、シリコンシーリングと同じように、シリコン自体が何もくっつかないような性質の樹脂だからです。 完全にシリコンと言えるシリコンシーリングは耐久力は高いですが、後の事を考えると、色々難点があるので、塗装する事がある部位には、変性シリコンシーリングという、その上にも塗装を可能とするシーリングの方がお勧めと言えます。 |
陶器瓦 | 陶器瓦のように、素地がつるつるした上には、下塗り材が吸い込まないので、塗装不可と言えます。 |
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